【3分でわかる!】”サイ”の種類一覧と特徴や違い

大きなツノが特徴的なサイについて今回は意外と知られていない種類や特徴、豆知識をご紹介します。

サイのツノの大きさ
サイの種類は何種類?
サイの知られていないおもしろ豆知識

などなど、動物園の人気者サイについて特集していきます!



サイについて

サイは、奇蹄目サイ科に分類されています。

硬い皮膚と大きなツノが特徴で動物園でも大人気のサイですが、ツノを取るために乱獲されたり、人間に生息地を破壊されて生息数が減少しています。

ワシントン条約の絶滅危惧種に指定されて、サイの全種が、指定動物の中でも一番規制の厳しい「附属書Ⅰ」に指定されています。

サイの性格

サイは草食動物ですが、獰猛な性格をしています。

サイは縄張り意識が強く、縄張りへの侵入者には見境なく突進することもあるそうです。

繁殖期以外は、穏やかな一面も見られます。

“草食動物で獰猛”といえばカバもかなり危険な動物です。

サイとカバが喧嘩している動画は迫力がすごかったです。



サイの種類一覧

全世界にサイは5種類生息しています。

サイの種類は大きく分けて4つの属に分類されていて、さらに5つの種が分類されています。

種類ごとにツノの本数や顔つきが全然違ってきます。

シロサイ属
・シロサイ
スマトラサイ属
・スマトラサイ
クロサイ属
・クロサイ
インドサイ属
・ジャワサイ
・インドサイ

種類ごとの特徴や違い

シロサイ


(出典:Wikipedia「シロサイ」)

●体長:3.3〜4.2メートル
●体重:[オス]2〜3.6トン、[メス]1.4〜1.7トン
●生息地:アフリカ東部・南部のサバンナ

シロサイはサイの中でも最も大きい種類で、陸上でもゾウの次に大きいとも言われています。

2本のツノが生えていて、前のツノの方が長くて最長で1.6メートルにもなります。

またシロサイの特徴は平べったい口元で地面近くの草も簡単に食べることができます。

実は、シロサイの身体は黄褐色や灰色で、白くはないんです。

現地の言葉の「口先の幅が広い」の意味を「白い」と聞き間違えてしまったことが理由と言われています。

スマトラサイ


(出典:Wikipedia「スマトラサイ」)

●体長:2.4〜3.2メートル
●体重:約1トン
●生息地:東南アジアの熱帯雨林と湿地

スマトラサイは、サイの中でも最小の種類です。

スマトラサイはかなり数が少なく、世界に100頭しかいないとも言われています。

各地に小さな集団を形成して生息しています。

特徴は、2本のツノとサイの中では唯一全身が長い体毛で覆われています



クロサイ


(出典:Wikipedia「クロサイ」)

●体長:3.3〜4.2メートル
●体重:[オス]2〜3.6トン、[メス]1.4〜1.7トン
●生息地:アフリカ東部・南部のサバンナ

クロサイは、2本のツノと尖った口元が特徴的です。

体の色は基本的には灰色ですが、生息地の土の色によっても体色が変わってきます。

またメスと子供は10頭ほどの群れを作って生活しています。

ジャワサイ


(出典:AFP「絶滅危惧種ジャワサイの子ども3頭撮影、インドネシア」)

●体長:3〜3.8メートル
●体重:0.8〜1.4トン
●生息地:アフリカ南部の森林

ジャワサイは最新の情報でも、現在58しか確認されていません。

サイの中で最も少ない個体の種類とも考えられます。

ジャワ島とベトナムの一部のみで生息しており、ジャワサイは短いツノが一本しか生えていません。

湿地や熱帯雨林に生息していて、よく泥浴びをしています。

インドサイ


(出典:Wikipedia「インドサイ」)

●体長:3.1〜3.8メートル
●体重:[オス]約2.2トン、[メス]約1.6トン
●生息地:アフリカ東部・南部のサバンナ

インドサイは草丈が高い湿原に生息していて、水浴びを盛んにしています。

インドサイの特徴は、ツノが一本で暗灰色の体をしています。



サイに関するおもしろ豆知識

火を見ると、とりあえず消しに行く

シロサイは別名「森の消防士」とも呼ばれています。

シロサイの習性で『火を見ると消しに行く』んです。

ちょっと可愛いですよね

なんで火を消すのかは分かっていませんが、見かけると消しに行くみたいです笑

くれぐれもサバンナで野宿するときは火を焚くと危険かもしれません…

サイはものすごい近眼

サイは目が悪く30メートル先でも見えないそうです。

サイ自身が硬い皮膚に覆われていて巨体なのでそんなに敵がいません。

だから視力をよくする必要がなかったからでは?と言われています。

サイのツノはただのイボ

サイに生えてるツノは、髪の毛や爪やイボとおんなじ「ケラチン」という成分でできています。

だから、サイのツノは折れてもまた生えてきます。

月に5ミリほど伸びるみたいです。

最後に

サイの種類や特徴、違いについて今回は特集してみました!

でもシロサイの火を消す習性は面白いですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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